絶対に好きにさせてやるんだから!〜お嬢様は執事と恋をしたい〜
「机の真ん中に飾るわ!」

私は柏木のプレゼントを抱きしめた。

「柏木」

「はい?」


「大好きよ」


「もう聞きました」

「何度でも言うわ。だって、本当に大好きだもの」



その後、柏木が小さな声でつぶやいた。

「なんか俺の負けが近い気がしますね」

「うん?何か言った?」

「大事な所を聞き逃すのは鈴音様っぽいですね」

「もう一回言ってちょうだいっ!」

「絶対嫌です」

夢のような誕生日が終わり、また日常が始まる。
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