絶対に好きにさせてやるんだから!〜お嬢様は執事と恋をしたい〜
キッチンに移動した私たちは作り始めた。

基本的な型抜きクッキーを作ることにした。

「柏木の顔をクッキーで作りたいわ」

「そんな型ありません」

「注文しといて」

「そんな無駄なお金の使い方は許しません」

私は柏木の言葉に頬を膨らました。

「柏木のためにクッキー作りたかったのに・・・」

「もしそうなら、あげる本人に手伝わせないで下さい」

「私一人で作った黒こげクッキーが食べたいの!?」

「やっぱり手伝わせて頂きます」
< 9 / 33 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop