初恋のあの子の最大の後悔〜前編〜
「太刀くん!おはよう♪」

と(祖母とは全く違う、違いすぎている)きれいな声がして、俺はいつも通り心がドキンと熱くなりながら振り返っ、

(嫌嫌、赤い顔のまま振り返るな!落ち着いて落ち着いて!)

一旦冷静になってから振り返って隣の家の、

俺の初恋の女の子に挨拶した。

「菜緒(なお)先輩!おはようございます!」
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