らんらんたるひとびと。
大会、2日目
花嫁選抜大会の2日目は、鈴様と一対一の面談と。
自分の特技を皆の前で5分間アピールするという種目で構成されている。
朝9時。
「ごめんくださーい。エアー様はいらっしゃいますかー」
という男性の声に、私は「はあい」と大声を出して玄関の扉を開けた。
目の前には、白い騎士団の制服を着た男。
一目見て、うさぎみらいな顔だなと思った。
赤茶色のまんまるな瞳にまんまるな輪郭。
色白の肌…私よりちょっと年上だろうか。
「鈴様のご都合より、エアー様との面談が一時間ずれることになりまして、お時間は11時開始になります」
「わかりました。ご丁寧にありがとうございます」
ぺこっと頭をさげると。
男は微笑んで「では」と去って行く。
この時は、ゼンっていう男じゃなくて良かったなーぐらいにしか思ってなかった。
「ミュゼ、なんだってー」
奥の部屋からジェイの声がする。
「あー、時間の変更だってさー」
自分の特技を皆の前で5分間アピールするという種目で構成されている。
朝9時。
「ごめんくださーい。エアー様はいらっしゃいますかー」
という男性の声に、私は「はあい」と大声を出して玄関の扉を開けた。
目の前には、白い騎士団の制服を着た男。
一目見て、うさぎみらいな顔だなと思った。
赤茶色のまんまるな瞳にまんまるな輪郭。
色白の肌…私よりちょっと年上だろうか。
「鈴様のご都合より、エアー様との面談が一時間ずれることになりまして、お時間は11時開始になります」
「わかりました。ご丁寧にありがとうございます」
ぺこっと頭をさげると。
男は微笑んで「では」と去って行く。
この時は、ゼンっていう男じゃなくて良かったなーぐらいにしか思ってなかった。
「ミュゼ、なんだってー」
奥の部屋からジェイの声がする。
「あー、時間の変更だってさー」