地獄から救ってくれたのは極道の人達でした。

しかし何日経っても中々言ってくれない。

でもCMが流れるたびにジッと見ている桃子。

痺れを切らし、


「もも、行きたいとこがあったらどこでも連れて行ってやるぞ」


どことは言わず、あくまで自分で言ってほしくて、名前は出さずに聞いた。

そう聞いて、やっと言ってくれたのだ。


「れんくん、遊園地行きたい.....」


そうして今に至る。
 
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