地獄から救ってくれたのは極道の人達でした。
黒神達──
スマホを見ながら誘導していた白洲。
「止まった!」
そう言ってみんなもあのビルに向かう。
桃子──
「(いやだ。死にたくない。
前まではいつ死んでもいいと思ってた。
はやく解放されたかった。でも...
今は.......
みんなに出会ってから私の人生は変わった。
ずっと真っ暗なトンネルの中を彷徨って、もう歩くのにも疲れて、足を止めて、出口を探すのをやめてしまおうと思った。
そんな時、突然光が見えた。小さな光。