地獄から救ってくれたのは極道の人達でした。

静まり返る。


そんな中、ずっと黙って聞いていた桃子が喋り出す。


「毎日地獄みたいだった.....。」


その声にみんなは桃子を見る。


「それでも私はお母さんも、お父さんも好き“だった”。だって家族だもんっ!でも、もう...

お父さんと別れたから帰っておいでって.....
お父さんは私を守ろうとしてた!
それをお母さんが壊したんでしょ!
お父さんはまだ!...許せる。

でもお母さんは.....

あなたは許せない!!それに私が帰る場所はもうあなたのところじゃない。」


「な、何言ってるのよ」


「誕生日は大嫌いだった。

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