地獄から救ってくれたのは極道の人達でした。
16.「ついに、、その時が」
──3月下旬
母親のことも片付いたし、もう桃子に危害を加える者はいない。
父親はもう二度と桃子に合わないと黒神達と契約書を交わした。
もし近づいたら、その時は……。
父親は黒神に殴られて目が覚めたようだった。
離婚しようと言ったのも父親から。
契約書を書いている間もずっと桃子に謝ってばかりだった。