地獄から救ってくれたのは極道の人達でした。

「心配するな。一生のお別れじゃねぇ、またどこかで会える。」
 
「やだ.....もっとみんなと.....いたい...っ.....」


「そうだな。俺も、もっと、ももと一緒にいたいよ。」


どんどん溢れ出す桃子の涙を拭きながら頭を撫でる。


「でも大丈夫だ!これから楽しいことがいっぱいある。学校にも行ける。新しい家族もいる。友達もできる。だから、大丈夫だ。な?」

「でも.....スンッ...しらない人ばっかりで.....どうしたらいいか...ヒンっ...分からない...」

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