地獄から救ってくれたのは極道の人達でした。
「ぅっ...ぅっ.....ズンっ」
「れんくん、しーちゃん...スンっ、みーや、あおちゃん、みんな.....」
桃子は1人、新しい家で泣いていた。
夜ご飯も食べ、お風呂にも行き、寝る前に両親と少し話をした。今後について。
学校の転入手続きをして、新しい学校に行くことになることについて話していた。
前も行ってはいなかったが、学校には在籍していた。ただ、名前だけ。
病気だと言ってうまいこと誤魔化していた。
母親.....“元”母親は外面だけはよかった。