地獄から救ってくれたのは極道の人達でした。

(たまに誰かわからない、男の人が出てくる夢を見ることがあった。

その男の人は喋らないし、顔もぼやけて見えない。

ただ手を繋いだり、頭をだでたりしてくれるだけ。

なぜかその人のことが気になって、好きな人もできなかった。

でも.....今わかった。

もうすでに、私は恋をしていた。
 

初恋は叶わないものだと誰かが言っていた。

でも、叶ってしまった。)

< 296 / 297 >

この作品をシェア

pagetop