Knight of Night
「どうした〜?誰かいるのか〜??」
うわ〜……
最悪………
まぁ高野先生、優しいし……いっか。
「私です。羽川加南です。」
そこまで言って私は気付いた。
………私…スカートどこやったっけ!?
「今入るぞー」
私は真っ暗な中でロープで縛られた手を必死で動かしながらスカートを探した。
−−−ガラッ
もぅ…遅かった……
やばい…!
こんな姿、見られたくない……!
「羽川…もぅ大丈夫だ…」
……………………
先生は私を見て驚いた。
そりゃそうだよね……
私はすぐに隠れてとりあえず下半身が見えないようにした。
「……寒くないか?」
「大丈夫…です。」
早く出てってよ……
こんな姿で……
しかも汚れてるし……
高野先生はもともとすごく好きな先生だったからこんなところを見られてしまったのがすごくショックだった。