Knight of Night





私の気持ちなんて無視して先生は私に近づいてくる。


「羽川……」



嫌。

嫌だ………。

男の人が…怖い………




先生は私の肩に手をのせて


「安心しろ。」



それだけ言った。



涙が出てきた。


とても気持ちが複雑すぎて…。


あんなことされたばっかりだけど高野先生の優しさに心が揺れ動いた。



男が皆、悪いわけじゃないんだ……


梅雨の雨のように涙は止まることなく流れ続けた。








「後はオレがヤってやるよ……」








え??

何????

どういうこと???


それって………


嘘だよね……??


今、先生の事信じたばっかりなのに??





人間なんて…………




やっぱり信用できないんだね……………






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