Knight of Night





……気付けば、私は理科室の入口に立っていた。


足元には私に殴られてうずくまっている裸の高野先生がいた。


私、こんな奴に犯されてたんだ………。


改めて考えてみると、ホント吐きそうなくらい気持ち悪くなった。



「………いい加減にしてよ。」



「ふっっ……」



「何笑ってんの?」



「矢崎勇気……だろ?」



「は??」



「お前の元カレ、矢崎勇気。昨年、突然姿をくらまし、3ヵ月前に……」



「やめてっっ………!!
それ以上…言わないで…」




ありえない。


なんで??


なんでコイツが勇気の事を…………


イヤ、思い出したくない。


でも………

勝手に…………



記憶の渦が……………






私を巻き込んでゆく……………









< 7 / 8 >

この作品をシェア

pagetop