Black+Dream





「貴女は風属性なんだから負けるのは分かってるのよ!」

「スプラッシュウォーター」



(…あれ…?)



なんだか目の前が今ふらついたような…?



確かに今起きている事は現実的に信じ堅い事だ。



なのに千鶴はそれを耐えながらも必死で見守っている。



“ピュウッ!”



「ッ…!!!」



アヤカのもとに少しだけ小さな風が当たった。



(痛いッ…!?)



「フフ…身体を借りてる以上、あまり負担を掛けちゃいけないんじゃないの?」



(え…。って事はアヤカサンが傷つけば私も傷つくって事!?)



「そうね…。だからなるべく早く貴女を片付けたいのよ」



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