アッシュフィールド公爵夫妻の偽りの日々と存在しない愛~あなたの愛や絆は期待していませんのでご心配なく~
「コリン。きみは、お茶についても詳しいだろう? それに、夫婦そろって一つのことをするのは素敵なことだ」
「はああああ? 素敵? あんた、いったいどういう感覚をしているんだ?」

 コリン、そこはわたしも同感よ。

 心の中で傲慢野郎に共感しておく。

「チッ!」

 そして、傲慢野郎は舌打ちをした。
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