アッシュフィールド公爵夫妻の偽りの日々と存在しない愛~あなたの愛や絆は期待していませんのでご心配なく~
「きみの夫として、代理で話をする」

 彼は、そう言ったのである。だから、彼にすべてを任せた。

 彼の妻として、そうすべきだと思ったから。

 コリンとバーナードが話をしている間、子どもたちとクレイグと待っていた。

 料理人役のカイルが焼いてくれたクッキーとホットミルクを飲みながら。

「ミヨ、彼らはもう二度ときみの前に現れない。オルコット男爵家の屋敷からも出て行く」

 コリンとバーナードが居間にやって来た。

 わたしにそのように告げたのは、バーナードである。
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