アッシュフィールド公爵夫妻の偽りの日々と存在しない愛~あなたの愛や絆は期待していませんのでご心配なく~
あまりのおれ様発言に苦笑してしまった。
彼もそう。自分自身の発言に苦笑している。
「コリン、あなたっていったい何者なの?」
ずっと気になっている。
おれ様すぎるところは別にして、彼は完璧すぎる。どう見ても感じても、ただの「金貨を稼ぎたい」だけの青年ではない。
「おれ? ああ、ただの『おれ様』だよ」
真面目な顔で即答されてしまった。
だから、どこの「おれ様」なのよ?
さらに問いを重ねようとしたけれど、やめておいた。
どうせほんとうのことは言ってくれないだろうから。
彼もそう。自分自身の発言に苦笑している。
「コリン、あなたっていったい何者なの?」
ずっと気になっている。
おれ様すぎるところは別にして、彼は完璧すぎる。どう見ても感じても、ただの「金貨を稼ぎたい」だけの青年ではない。
「おれ? ああ、ただの『おれ様』だよ」
真面目な顔で即答されてしまった。
だから、どこの「おれ様」なのよ?
さらに問いを重ねようとしたけれど、やめておいた。
どうせほんとうのことは言ってくれないだろうから。