Special Edition ②

人差し指で示した先は、レースが施された水色のブラ。
そして、その指先の脇に残された印を目にして、満足の俺。

蘭は恥ずかしさ満載のようで、顔だけでなく、首や胸まで真っ赤に染まった。
色白の肌が桜色に色づき、すげぇ色気駄々洩れ。

このまま見てたら、完全に延長戦突入しそう。

「よし、帰るか」
「っ/////……はいっ//////」

ポンポンと頭を撫でて、俺はベッドから立ち上がった。

「ゆっくり着替えてていいから。俺、向こう片付けて来るな」
「すみませんっ」

危ないあぶない。
視界にいたらマジで歯止めが効かなくなる。

冷蔵庫の中の物を取り出して、持参したクーラーバッグにそれを詰める。

テーブルの上に置かれたフルーツのパックは蓋をして、それもクーラーバッグに入れる。

飲み物は帰りながら飲むとして、他に忘れ物が無いか確かめていると。

「んっ?!……どうした?」

突然、背後から抱きつかれた。

「試験がありますよね?」
「技能試験?」
「はいっ」
「ん、あるけど」

突然の質問に驚きながら、体の向きを変えて抱き締め返す。

「それが、何か?」

試験内容が知りたいのかと思った、次の瞬間。

「合格したら……続きを貰って下さいっ/////」
「っ……」

そう来たか。
結構先なんだけど、試験……。
まっ、いいか。
そんなに焦らなくても。

「本番は取っておくとして、慣らしはOK?」

さすがに完全お預けは厳しい。
俺、修行僧から仙人になりそうだもん。

「あっ、はい/////」
「了解。じゃあ、帰るとしますか」

ポンと頭に乗せた手で一撫でして。

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