孤独を生きる君へ
わざわざチャレンジ精神を分け与えてまで今を壊さなくてもいい。だってどうせいつかは時間がこの関係性を洗い流して一からにしてくれる。それを待っていたほうが安全だしマシだと思う。

本当の理由が、今を壊すのが怖くて勇気が出ないからってことくらいわかっている。わかっているうえで決めたことだ。

わざわざ自分から世界を変えに行くのが怖くて怖くて仕方ない。

後ろから黒いぼんやりした物体が追いかけてきて、必死で逃げ回ることしかできないみたいなのが嫌だ。

ならその入り口前で立ち止まって人生を終わらせればいい。

そしたら私の人生には幕が閉じられ、それでここはおしまい。それだったら私はこの人生の終わりまでふらついていればいいじゃないか。

それで終わりだ。おしまい。
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