アイドルなんかじゃありません!わたしの元義弟なんです!!
お姫様ではありません、女王様です
「ん……」
カーテンの隙間から朝日が差し込み眩しさで目が覚める。
寝起きの悪い私は、ぼんやりと瞼を開いた。大都の顔が直ぐそばにあることに驚いて、一気に頭が覚醒する。
昨晩、あんなコトやこんなコトを仕出かした記憶が次々とよみがえり、ぎゃー! って、叫びたくなる。けれど、そこは大人の女性として、口をキュッと引き結び必死に耐えた。
ベッドの中で眠る大都は、普段より幼く見える。
イヤ、普段の立ち居振る舞いが大人っぽいだけで寝ていると素に戻っているのかも。
それにしても整った顔しているな。パーツの一つひとつが良く出来ているのに、それらがバランス良く配置されているなんて、ちょっとズルい。
特にまつ毛の長さは、羨ましいぐらいだ。
なんて、顔を覗き込んで居たら、パチッと目を開けた。
「きゃっ!」
突然目が合って、 驚いている私の頭を引き寄せ、チュッとキスをする。
「おはよう。お姫様から、目覚めのキスをしてくれるのかと待って居たのに……なかなかしてくれないから待ちくたびれたよ」
「ちょっと、君ねえ」
「その”君”って呼ぶの止めて欲しい。何気に線を引かれているようで傷つくんだけど」
恋愛フィルターがかかっているのか、大都の不貞腐れている表情も可愛く見えてしまう。
「じゃあ、私も”姫”とか”お姉さん”とか止めて、ホストに呼ばれているみたいで何気にイヤなんだけど」
そう言うと、大都の眉がピクリと動く。
「わかった。俺のことは大都って呼んで。それより、由香里の体キツくない? 無理させたよね」
コイツ、ナチュラルに私を呼び捨てにした!
それに、完璧なピロートーク、なんか負けているようで悔しい。
カーテンの隙間から朝日が差し込み眩しさで目が覚める。
寝起きの悪い私は、ぼんやりと瞼を開いた。大都の顔が直ぐそばにあることに驚いて、一気に頭が覚醒する。
昨晩、あんなコトやこんなコトを仕出かした記憶が次々とよみがえり、ぎゃー! って、叫びたくなる。けれど、そこは大人の女性として、口をキュッと引き結び必死に耐えた。
ベッドの中で眠る大都は、普段より幼く見える。
イヤ、普段の立ち居振る舞いが大人っぽいだけで寝ていると素に戻っているのかも。
それにしても整った顔しているな。パーツの一つひとつが良く出来ているのに、それらがバランス良く配置されているなんて、ちょっとズルい。
特にまつ毛の長さは、羨ましいぐらいだ。
なんて、顔を覗き込んで居たら、パチッと目を開けた。
「きゃっ!」
突然目が合って、 驚いている私の頭を引き寄せ、チュッとキスをする。
「おはよう。お姫様から、目覚めのキスをしてくれるのかと待って居たのに……なかなかしてくれないから待ちくたびれたよ」
「ちょっと、君ねえ」
「その”君”って呼ぶの止めて欲しい。何気に線を引かれているようで傷つくんだけど」
恋愛フィルターがかかっているのか、大都の不貞腐れている表情も可愛く見えてしまう。
「じゃあ、私も”姫”とか”お姉さん”とか止めて、ホストに呼ばれているみたいで何気にイヤなんだけど」
そう言うと、大都の眉がピクリと動く。
「わかった。俺のことは大都って呼んで。それより、由香里の体キツくない? 無理させたよね」
コイツ、ナチュラルに私を呼び捨てにした!
それに、完璧なピロートーク、なんか負けているようで悔しい。