アイドルなんかじゃありません!わたしの元義弟なんです!!
はぁー、朝からダメだって言ったのに……。
若さって怖い。
クッタリと体に力が入らなくなった私は、洗面台の前に置かれたスツールに座り瀕死の状態だ。
前言撤回。
休みの日にずっとイチャイチャしたら、確実に死ぬ。
この体力オバケめ!
「お水持って来たから」
「ん……」
短く返事をして、洗面台の大理石に突っ伏したまま動かずにいた。
大理石のひんやりした感触は火照った体に心地よく、腕を持ち上げるのもダルい。
すると、ペットボトルのキャップがパキッと外れる音がして、私は体を支えられた。
大都の顔が近くなり、唇に柔らかい感触がする。そして、渇いた口の中に冷たい水が注がれた。
コクンとそれを飲みくだし、やっと気力が戻ってくる。
「ごめん、無理させた」
今のタイミングなら怒ってもいいはずのなのに、すでに 叱られたワンコみたいに、うなだれている大都をちょっと可愛いと思ってしまう。
「ん……大丈夫よ」
「良かった。もう一口飲んで」
唇が重なると、冷たい水が流れ込んでくる。
気持ち良い。
頭の中が甘く痺れる。
恋愛脳になってしまった私は、この先どうなるんだろう。
でも、心が温まるような、こそばゆい感じは悪くない。
若さって怖い。
クッタリと体に力が入らなくなった私は、洗面台の前に置かれたスツールに座り瀕死の状態だ。
前言撤回。
休みの日にずっとイチャイチャしたら、確実に死ぬ。
この体力オバケめ!
「お水持って来たから」
「ん……」
短く返事をして、洗面台の大理石に突っ伏したまま動かずにいた。
大理石のひんやりした感触は火照った体に心地よく、腕を持ち上げるのもダルい。
すると、ペットボトルのキャップがパキッと外れる音がして、私は体を支えられた。
大都の顔が近くなり、唇に柔らかい感触がする。そして、渇いた口の中に冷たい水が注がれた。
コクンとそれを飲みくだし、やっと気力が戻ってくる。
「ごめん、無理させた」
今のタイミングなら怒ってもいいはずのなのに、すでに 叱られたワンコみたいに、うなだれている大都をちょっと可愛いと思ってしまう。
「ん……大丈夫よ」
「良かった。もう一口飲んで」
唇が重なると、冷たい水が流れ込んでくる。
気持ち良い。
頭の中が甘く痺れる。
恋愛脳になってしまった私は、この先どうなるんだろう。
でも、心が温まるような、こそばゆい感じは悪くない。