アイドルなんかじゃありません!わたしの元義弟なんです!!
リビングの大きな窓の外は、宝石箱をひっくり返したように瞬くビル群と、ライトアップされた東京タワーが夜空に伸びていた。その上には満ちた月が浮かんでいる。
フワフワと夢見心地で、口づけを交わしながら崩れるようにソファーへ倒れ込む。
大都の腕の中に閉じ込められた私は、その先をねだるようにシルバーカラーの髪に手を掛け引き寄せた。
クチュクチュとリップ音が響き、耳からの刺激に気持ちが高まる。追い求めるように、口の中で動く厚みのある舌に自分の舌を絡ませて、溢れる唾液が劣情を駆り立てる。
息が上がり、鼻にかかった甘い声が漏れだす。
「ん……んぅ」
息継ぎのために唇が離れ、寂しくなった私は、まぶたを開く。すると、大都の唇が言葉を刻む。
「愛してる」
「私も……愛してる」
長いまつ毛に縁取られた綺麗な瞳が、柔らかな弧を描き、耳元へ唇を寄せて甘く囁く。
「由香里、愛してる」
耳に吐息がかかり、たまらないくすぐったさに身を捩った。
すると耳元でクスクスと声がする。
「感じちゃった?」
「……いじわる」
「ん? この上なく優しいだろ」
私の耳朶を甘噛みして、ゆっくりと首筋に舌を這わせる。その柔らかな刺激に体の奥が疼きだし、大きな背中に回した手に力が入る。
「あ……ん」
ブラウスのボタンがプチプチと外され、大きく開いた首元にチュッと大都が吸い付いた。
「だめ、キスマークは残さないで……」
「自分の魅力に無自覚な由香里には、誰のモノか印を残さないと」
フワフワと夢見心地で、口づけを交わしながら崩れるようにソファーへ倒れ込む。
大都の腕の中に閉じ込められた私は、その先をねだるようにシルバーカラーの髪に手を掛け引き寄せた。
クチュクチュとリップ音が響き、耳からの刺激に気持ちが高まる。追い求めるように、口の中で動く厚みのある舌に自分の舌を絡ませて、溢れる唾液が劣情を駆り立てる。
息が上がり、鼻にかかった甘い声が漏れだす。
「ん……んぅ」
息継ぎのために唇が離れ、寂しくなった私は、まぶたを開く。すると、大都の唇が言葉を刻む。
「愛してる」
「私も……愛してる」
長いまつ毛に縁取られた綺麗な瞳が、柔らかな弧を描き、耳元へ唇を寄せて甘く囁く。
「由香里、愛してる」
耳に吐息がかかり、たまらないくすぐったさに身を捩った。
すると耳元でクスクスと声がする。
「感じちゃった?」
「……いじわる」
「ん? この上なく優しいだろ」
私の耳朶を甘噛みして、ゆっくりと首筋に舌を這わせる。その柔らかな刺激に体の奥が疼きだし、大きな背中に回した手に力が入る。
「あ……ん」
ブラウスのボタンがプチプチと外され、大きく開いた首元にチュッと大都が吸い付いた。
「だめ、キスマークは残さないで……」
「自分の魅力に無自覚な由香里には、誰のモノか印を残さないと」