飼い始めたイケメンがずっとくっついて離れてくれない。
紗英ちゃんからもらったドライシャンプーを使ってみんなで私の髪の匂いを嗅ぐ会が開催されると、リュックの中のスマホが振動した。
……ん? これは、メッセージじゃなさそう。
「ごめん、ちょっと電話してくる!」
「はーい。 向こうの子豚コーナー見ててもいい?」
「うん!」
みんなとわかれてからスマホをチェックすると、家のPCから。
私は牧場の中で人気のない場所を探してうろうろする。
私たちがのってきたバスが停まる駐車場が見えて、そこなら生徒は寄り付かないだろうとバスの裏側にある山の方へ足を向けた。
ちょうどバスの影に入ったところでスマホが鳴った。
……ん? ビデオ通話?
私は指をスライドして応答する。
《やほー》
アメリカンショートヘアーの猫ちゃんが画面に映った。
「っ……!」
あまりのかわいさに、一瞬言葉を失う。
「ど、したの、心……!」
私は応答しながらスクリーンショットをバシャバシャ撮る。
《実は、見つけてしまった》
「え? なにを?」
私が首を傾げると、心が画面から一度消えて、口に何か咥えて戻ってきた。
《ん》
……ん? これは、メッセージじゃなさそう。
「ごめん、ちょっと電話してくる!」
「はーい。 向こうの子豚コーナー見ててもいい?」
「うん!」
みんなとわかれてからスマホをチェックすると、家のPCから。
私は牧場の中で人気のない場所を探してうろうろする。
私たちがのってきたバスが停まる駐車場が見えて、そこなら生徒は寄り付かないだろうとバスの裏側にある山の方へ足を向けた。
ちょうどバスの影に入ったところでスマホが鳴った。
……ん? ビデオ通話?
私は指をスライドして応答する。
《やほー》
アメリカンショートヘアーの猫ちゃんが画面に映った。
「っ……!」
あまりのかわいさに、一瞬言葉を失う。
「ど、したの、心……!」
私は応答しながらスクリーンショットをバシャバシャ撮る。
《実は、見つけてしまった》
「え? なにを?」
私が首を傾げると、心が画面から一度消えて、口に何か咥えて戻ってきた。
《ん》