飼い始めたイケメンがずっとくっついて離れてくれない。
✧˙⁎⋆
――と、いうわけで。
「えっと……バレました。」
ヘヘ、とごまかし笑いをする私の対面には、玄関マットの上に姿勢よくお座りするアメリカンショートヘアーの猫ちゃん。
「うわぁ……」
その真ん丸な目は、私の後ろに向けられている。
「…………ん゛っ」
私の後ろのキョンが噴きだした。
「おま……ず、随分かわいい姿に……クッ」
「……おい。笑うなよ」
目を細めてクールな声を出した心に対し、どうしても笑いがこらえきれないらしいキョンは顔をおさえて肩を震わせ始めた。
「クッ、……猫じゃらし……っ、つんでくる、わ」
「いらねぇよ」
「顎の下、うりうりしたらゴロゴロする?」
「しねぇよ」
――と、いうわけで。
「えっと……バレました。」
ヘヘ、とごまかし笑いをする私の対面には、玄関マットの上に姿勢よくお座りするアメリカンショートヘアーの猫ちゃん。
「うわぁ……」
その真ん丸な目は、私の後ろに向けられている。
「…………ん゛っ」
私の後ろのキョンが噴きだした。
「おま……ず、随分かわいい姿に……クッ」
「……おい。笑うなよ」
目を細めてクールな声を出した心に対し、どうしても笑いがこらえきれないらしいキョンは顔をおさえて肩を震わせ始めた。
「クッ、……猫じゃらし……っ、つんでくる、わ」
「いらねぇよ」
「顎の下、うりうりしたらゴロゴロする?」
「しねぇよ」