飼い始めたイケメンがずっとくっついて離れてくれない。
「っだぁーもう!」
耐えかねた心がキョンの手から逃れて私に抱きついてきた。
ボフンッ!
「…………わーお」
人間になった心に、キョンが静かに驚いた。
心は私を抱きしめたまま私の背中側に回って、そこからキョンに抗議する。
「もういいだろ! 今日は帰れよ!」
「やだ」
「なぜ!」
「飯食って帰るって言っちゃった」
「あ、今日はたこ焼きパーティー、略してたこパです!」
キョンに続けて私が買い物袋を持ち上げて言うと、心が私の肩に大きなため息を吐いた。
「……食ったら帰れよ」
「食ったらな」
キョンが「おじゃましまーす」と言って靴を脱いでリビングに向かう。
不服そうな心が、余裕そうなキョンの背中をむぅ、と見てる。
……ペースを乱されてる心って、新鮮。
「フフッ」
つい笑いがこぼれた。
「こら。 なに笑ってんだ」
心は後ろから抱きしめたまま私の顔を覗き込んで私の顎を持つ。
「ふへへ」
「そんな楽しい?」
「フフ、うん!」
「……そっすか」
能天気な私に力を抜いた心は、ハー……と息を吐きながら私の肩に頭をもたれさせた。
耐えかねた心がキョンの手から逃れて私に抱きついてきた。
ボフンッ!
「…………わーお」
人間になった心に、キョンが静かに驚いた。
心は私を抱きしめたまま私の背中側に回って、そこからキョンに抗議する。
「もういいだろ! 今日は帰れよ!」
「やだ」
「なぜ!」
「飯食って帰るって言っちゃった」
「あ、今日はたこ焼きパーティー、略してたこパです!」
キョンに続けて私が買い物袋を持ち上げて言うと、心が私の肩に大きなため息を吐いた。
「……食ったら帰れよ」
「食ったらな」
キョンが「おじゃましまーす」と言って靴を脱いでリビングに向かう。
不服そうな心が、余裕そうなキョンの背中をむぅ、と見てる。
……ペースを乱されてる心って、新鮮。
「フフッ」
つい笑いがこぼれた。
「こら。 なに笑ってんだ」
心は後ろから抱きしめたまま私の顔を覗き込んで私の顎を持つ。
「ふへへ」
「そんな楽しい?」
「フフ、うん!」
「……そっすか」
能天気な私に力を抜いた心は、ハー……と息を吐きながら私の肩に頭をもたれさせた。