飼い始めたイケメンがずっとくっついて離れてくれない。
私も。
私も心が大切。
すごく、大切。
だから心に、この気持ちをあげたい。
生まれて初めて持ったこの気持ちを、心にあげたい。
もっと素直に、可愛く言えばいいのに。
どうしてちゃんと言えないんだろう。
伝わるかな。
私の気持ち、受け取ってくれるかな。
「……」
心はしばらく太陽のモチーフを見つめたまま固まっていたけど、ゆっくりと視線を私に戻した。
……!
さっきまで穏やかだったはずの心の目が、今にも泣きだしそうな、苦しそうにすら見える目に変わっていて。
「心……?」
私は、見たことない心の表情にビックリして、目が離せなくなる。
「…………いる」
心は小さく掠れた声でそう呟いて、靴箱の上に置いてあった予備のチェーンを持ちだすと、私の手にのる小さな太陽をチェーンに通す。
そしてネックレスの両端を持って、私を見た。
「つけて」
「……」
私は黙ってそれを受け取って、顔が熱くなるのを感じながら心の首元に手をまわす。
……どうしよう。息の仕方、わかんないかも
必然的に近くなる距離に、全身がくすぐったくなるような感覚に襲われる。
胸のドキドキが手元にまで及んで、手がうまく動かせない。
そうしてる間も心はずっと私を見つめてくる。
私も心が大切。
すごく、大切。
だから心に、この気持ちをあげたい。
生まれて初めて持ったこの気持ちを、心にあげたい。
もっと素直に、可愛く言えばいいのに。
どうしてちゃんと言えないんだろう。
伝わるかな。
私の気持ち、受け取ってくれるかな。
「……」
心はしばらく太陽のモチーフを見つめたまま固まっていたけど、ゆっくりと視線を私に戻した。
……!
さっきまで穏やかだったはずの心の目が、今にも泣きだしそうな、苦しそうにすら見える目に変わっていて。
「心……?」
私は、見たことない心の表情にビックリして、目が離せなくなる。
「…………いる」
心は小さく掠れた声でそう呟いて、靴箱の上に置いてあった予備のチェーンを持ちだすと、私の手にのる小さな太陽をチェーンに通す。
そしてネックレスの両端を持って、私を見た。
「つけて」
「……」
私は黙ってそれを受け取って、顔が熱くなるのを感じながら心の首元に手をまわす。
……どうしよう。息の仕方、わかんないかも
必然的に近くなる距離に、全身がくすぐったくなるような感覚に襲われる。
胸のドキドキが手元にまで及んで、手がうまく動かせない。
そうしてる間も心はずっと私を見つめてくる。