飼い始めたイケメンがずっとくっついて離れてくれない。
「え、え⁉ キョンと凛って、え⁉」
動揺するみんなに、私は急に恥ずかしくなってきて顔がボッと熱くなった。
響は構うことなく私の手をぎゅっと握ったままどんどん突き進んでいって、とうとう心たちの前に着いた。
「おはよ」
私の前に立つ響が、その先にいる心に向かって言った。
心は、無表情で響を見返してかたまっている。
「え⁉ キョンと凛、そうなの⁉」
紗英がぴょんっと私たちの前に降りて、目をキラキラさせて聞く。
「うん」
響がグイッと手を引くと、私は体ごと引っ張られて必然的に響の隣に並ぶ。
響は繋いだ手を心と紗英に見せつけた。
「僕たち、彼氏と彼女になりましたー。」
響は取ってつけたようなセリフを無表情で言った。
「ッキャー‼」
紗英が悲鳴に近い黄色い声をあげると、クラス中にそれが伝染してお祭り騒ぎになる。
「え~いつの間に……⁉ おめでとうー!すっごくすっごくお似合いだよ~♡」
相変わらず天使みたいな笑顔に明るい声を乗せて、紗英は私に抱きついた。
ぞわぞわっと鳥肌が立ち上がる。
動揺するみんなに、私は急に恥ずかしくなってきて顔がボッと熱くなった。
響は構うことなく私の手をぎゅっと握ったままどんどん突き進んでいって、とうとう心たちの前に着いた。
「おはよ」
私の前に立つ響が、その先にいる心に向かって言った。
心は、無表情で響を見返してかたまっている。
「え⁉ キョンと凛、そうなの⁉」
紗英がぴょんっと私たちの前に降りて、目をキラキラさせて聞く。
「うん」
響がグイッと手を引くと、私は体ごと引っ張られて必然的に響の隣に並ぶ。
響は繋いだ手を心と紗英に見せつけた。
「僕たち、彼氏と彼女になりましたー。」
響は取ってつけたようなセリフを無表情で言った。
「ッキャー‼」
紗英が悲鳴に近い黄色い声をあげると、クラス中にそれが伝染してお祭り騒ぎになる。
「え~いつの間に……⁉ おめでとうー!すっごくすっごくお似合いだよ~♡」
相変わらず天使みたいな笑顔に明るい声を乗せて、紗英は私に抱きついた。
ぞわぞわっと鳥肌が立ち上がる。