飼い始めたイケメンがずっとくっついて離れてくれない。
飼われてあげよーか?
駅前からまっすぐ歩いて帰った私は、無事に家のマンション前までついて、ポストの郵便物をチェックする。
今日の夕飯は家にあるもので野菜炒めにでもしようかな、なんて冷蔵庫の中身に頭を巡らせている時だった。
「なぁーん」
「!」
さっきの猫ちゃんが足元にいた。
「わ、ついてきちゃったの……⁉」
「なぁーん」
「だめだよ、私、飼ってあげられない。ここペット禁止だし、猫ちゃんの飼い方なんてわからないよ」
「ケチ」
……
「…………ん?」
今、猫ちゃんから人間の男の子みたいな声がした気が……、
「……なぁーん」
「……」
……そうだよね、そんなわけないよね。
私、疲れてるのかな。
今日の夕飯は家にあるもので野菜炒めにでもしようかな、なんて冷蔵庫の中身に頭を巡らせている時だった。
「なぁーん」
「!」
さっきの猫ちゃんが足元にいた。
「わ、ついてきちゃったの……⁉」
「なぁーん」
「だめだよ、私、飼ってあげられない。ここペット禁止だし、猫ちゃんの飼い方なんてわからないよ」
「ケチ」
……
「…………ん?」
今、猫ちゃんから人間の男の子みたいな声がした気が……、
「……なぁーん」
「……」
……そうだよね、そんなわけないよね。
私、疲れてるのかな。