飼い始めたイケメンがずっとくっついて離れてくれない。
息を切らしてリビングに戻ると、彩人くんが穏やかな笑みで迎えてくれる。
「あ、いたいた。 今日の夕飯何にする予定? 一緒に作ろう」
「う、うん! 今日はハンバーグにしようと思ってて、もうタネは作ってあるんだー」
……そう。 今夜はハンバーグ。
夏宮くんからのリクエストの、ハンバーグ。
「おっ、いーね。 凛は宿題してるところだった? 副菜作りとごはん炊くの、やっておこうか」
「あ、うん、助かる~」
幸い彩人くんは気づいてないみたいだけど……彩人くんの一挙一動に、いちいちびくびくしてしまう私。
彩人くんがエプロンを身に着けながらおもむろにソファの方を見て、視線を留めた。
「ん?」
彩人くんが何かに気付いた。
「……凛」
「はいっ」
「譲さんの、履いたの?」
「へ」
彩人くんの視線の先には、
「……!」
畳んだ洗濯物の中に紛れる夏宮くんが履いたお父さんの、パンツ。
「あ、いたいた。 今日の夕飯何にする予定? 一緒に作ろう」
「う、うん! 今日はハンバーグにしようと思ってて、もうタネは作ってあるんだー」
……そう。 今夜はハンバーグ。
夏宮くんからのリクエストの、ハンバーグ。
「おっ、いーね。 凛は宿題してるところだった? 副菜作りとごはん炊くの、やっておこうか」
「あ、うん、助かる~」
幸い彩人くんは気づいてないみたいだけど……彩人くんの一挙一動に、いちいちびくびくしてしまう私。
彩人くんがエプロンを身に着けながらおもむろにソファの方を見て、視線を留めた。
「ん?」
彩人くんが何かに気付いた。
「……凛」
「はいっ」
「譲さんの、履いたの?」
「へ」
彩人くんの視線の先には、
「……!」
畳んだ洗濯物の中に紛れる夏宮くんが履いたお父さんの、パンツ。