世界が終わるその時まで

現在に戻る

「とういう話だよ。」
「母上。」
「何かしら?」
「母上の故郷であるユーストロ地方からカヌレル王国に連れて困れたときお辛くなかったですか?」
「辛くて帰りたかったわ。でもグレイ様に出会えてヴァンバイアの国ニッスイ王国の事知り幸せだよ。」
「ミスドロ陛下は昔は病人だったのに今は元気ですよね?」
「挙式して旅立つ前に悪化したんだけど、グレイ様がグリウヌと薬飲ませて頂いてやっと病気も無くなったのよ。」
「いつハーフヴァンパイアになったの?」
「この国に来てからよ。」
「今幸せ?」
「ええ。今も幸せ。」
「そっか。お話ありがとう。」
「どういたしまして。」
「この先もお父様といたいの?」
「なんで聞くのかなぁ?」
「だってお父様の身の回り世話しているんですもの。」
「お父様は私以外の使用人にやらせるの嫌いなんだけど私だけ甘えているのよ。私も愛しているのよ。何があってもこの家族なら乗り越えて行けるもの。」
ロゼッタは窓の外見て答えた。
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