キミの翼が羽ばたく時。
「あはは、ごめんね、お兄ちゃん♪」
「雫ぅ~~」
お兄ちゃんは顔を赤くして渡しにコチョコチョ攻撃をしてきた。

「あははははっごめんって!」
私は攻撃から逃れようと、あがいた。



…昨日は、いつもよりグッスリ眠れた。


お兄ちゃんの背中に抱きついて眠って、
お兄ちゃんの体温と、
お兄ちゃんの香りを感じながら眠った。


とっても幸せだった。




「さ~て、朝ご飯できたぞ~♪」
しばらくすると、お兄ちゃんが制服にエプロン姿で私の部屋に来た。
「目玉焼きある?」
私がワクワクして聞くと、お兄ちゃんは「今日ちょっと失敗した」
とか言って笑っていた。


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