香道部の佐山くんに初めての恋をしました。
香炉を手に取り何かを乗せて「試香を焚き始めます」と挨拶をして香木を載せた。そして私たちの前に出す前に聞く。
それがまず高田先輩に回ってきて、受け取った香炉は左手に乗せて右手で軽く覆うようにして息を吐いて聞き、それは次の人も同じだった。これはこの前学校で見せてもらったからあの時のことを思い出してすることができた。
その後は本香が始まる。
「本香一炉」
そう國宗さんが言うとまた、香炉は回ってきて聞いていき紙に書いたりして全てのことが終わる。
「香満ちました」
國宗さんの言葉で、初めての香席は終わった。