香道部の佐山くんに初めての恋をしました。



「あ、ちゃんと三食ご飯出るよ。めっちゃ豪華なんだよ」

「へぇ〜楽しみです」

「うん、楽しみにしてて」 


 なぜか高田先輩がそう言うと「なんで先輩が言うんですか」と佐山くんがツッこんだ。いつも通りの感じに頬が緩んでしまった。


「じゃ、合宿のことも話ができたから休憩(きゅうけい)しながら茶道をしようか」

「……え!」

「時間は少ないからな、そのあとは組香を勉強しようね」

「えぇ!?」




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