同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
「……なんか、嫌な情報じゃないでしょうね」
「どうする?嫌な情報なら聞かないか?」
「聞かせて下さい」
里崎さんは頷いて教えてくれた。
「大和のペアの課長、篠田美紀。あいつは俺の同期だ。大阪で一緒だった。広報に名前が載ってたから知ってるだろ?実はな、あいつは大阪でうちの課長と付き合ってたことがある」
「え?」
「まあ、広報見れば分かったと思うが美人でね。仕事も出来て勝ち気なやつだよ。酒も強いときてる。それにうちの課長が大阪へ来たとき、彼はすでに結構有名だった。新人賞取ってたしな。篠田は新人の時、課長の直属で片思いなのは同期では有名だった。押しまくったらしい。一年後には付き合い始めてた」
「……」