同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
特に、大和がいなくなってからは余暇にお金を使うことがなくなり、まるで引きこもりのようだった。
新幹線が名古屋を出た頃、大和から返信があった。
「今どこだ」とこちらもひと言。
「名古屋過ぎた」
「迎えに行く。里崎さんからも連絡あった。迎えに行けと言われてる」
心配してくれていたんだなあと思う。
私が抜き打ちで行くと言ったからかも知れない。
特に、大阪の夜の街をひとりでうろつくなときつく言われた。
紀子からも新幹線で食べてねと私の好きなクッキーとグミをくれた。