同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
 
 お腹がすいたのでシュウマイ弁当を食べながらビールを飲む。
 大和と戦うには少しお酒が必要だった。

 お酒も強くないのに、馬鹿みたい。
 それに知らない街へ行くのに、無防備にもほどがある。
 でも、しらふで会えないくらい緊張していた。

 新大阪駅到着時間と便名を伝える。
 もう時間があまりない。
 間に合わないなら無理しないでと伝えた。

 すると、電話が鳴った。
 びっくりして、通話ができるところへ走って移動する。

 「もしもし……」
 
 「バカヤロー!もっと早く連絡よこせよ、紗良」

< 121 / 330 >

この作品をシェア

pagetop