同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
「え?だって、急だったし、内緒にしてたでしょ。大和も今日は用事があるかもしれないじゃん」
大和は頭をくしゃくしゃと掻くと、イライラしながらこちらを見た。
「そういう意味じゃねえよ。ま、いいや。俺の所に来るか?」
「今日しかホテル取ってないんだ。だから、明日良かったら泊めてくれる?」
「わかった。じゃあ、とりあえずホテル行こう」
そう言うと、タクシーを拾ってホテルへ行った。
チェックインする私の横で、彼が見ている。
「お前、どうして部屋シングル?」
「……え?だって私ひとりで泊まるんだから」