同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり

 「先、風呂入れよ」
 
 「あ、うん」
 
 「……どうした?久しぶりだし一緒に入りたいのか?」
 
 「ううん、違う。先入る」
 
 そう言うと、準備をして先に入った。
 大和は私をじっと見つめている。
 
 部屋に大和がいると思うと落ち着かなくて、夜景を見る余裕がなくなってしまった。

 良い香りのアメニティを身体にまとい、出てくると大和がビール一本を飲み終えたところだった。
 
 「俺も入ってくる」

 
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