同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり

 以前の私との関係に似ている。ツーカー。単語ひとつで何を考えているかわかる。
 
 一番怖かったこと。それは、彼女は私にないものも持っている。
 素直に甘えるっていうこと。
 
 彼に疲れたとよりかかり、できないからやってと目で頼んだり。
 私の前だからやってる?
 
 そうじゃない。
 私が見ているとは気づいてないはず。
 
 私は今日、帰ると伝えたのに新幹線の時間をずらして見に来ていた。
 本当の姿を見たかったから。見ることは出来た。見たくなかったけどね。
 
 大和は彼女を優しい目で見てる。
 手を差し伸べ身体を支え、自然に肩を支える。
 
 
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