同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
翌月曜日。
初めて仕事を休んでしまった。
九月の終わりで決算もあり、いつも通りの忙しさ。
でも、身体に力が入らない。
「吉崎大丈夫なのか?病院は?」
「熱は下がっているので大丈夫です。課長すみません。あの契約書、パソコンのフォルダに入ってます。三分の二は終わってます。ご迷惑かけてすみません。明日は出るようにしますので」
「無理するな。良くなってから出てこい。帰り様子を見に行こうか?」
「いえ。大丈夫です。里崎さんの奥さんが来てくれるみたいなので」
「わかった。お大事にな」