同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
運命の誕生日
私の誕生日はその年、月曜日だった。
決算は前の週の金曜日九月二十七日になんとか無事終わった。
大和も忙しかったはず。
それなのに、日曜日に突然私のマンションに現れた。
東京駅で今新幹線降りたとメールが朝来たのだ。
「紗良、開けてくれ」
「一体どうしたの?」
「どうしたじゃない、入れてくれ」
私は、驚いてとりあえず部屋へあげた。
「紗良、すまなかった」
そう言うと、突然土下座して謝りだした。