同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
そういう彼を見つめながら、私は言った。
「神様の罰なら私も受けないとね。それでも乗り越えられたならまた大和のところに帰る。タイミングが合わなければお互いに自由に生きよう。男女の関係も含めて」
「紗良。言いたくないが、そういう相手がいるんだな?」
「今はいない。今は大和の彼女だもん、まだ」
「これから作るから別れてくれって言うのかよ?」
「そうじゃない。これからも大和を超える人が出来なければ私誰とも付き合わないから。大和も私だけだと思ったなら戻ってきたらまた付き合ってよ」
大和は私を見て笑い出した。