同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
「相棒ね……」
「今日はお前の誕生日だろ?」
「……知ってたの?」
私はびっくりして、眠りかけの目が開いた。
「お前のお陰で今の俺があるのは間違いない。そんなお前のために今日は誕生日のお祝いをしてやろうと思って、レストランも予約したんだ」
「なんで、事前に言ってくれないのよ」
「だって、お前。他に誰かいたりするか確認してなかったことに今日気づいて……。俺、お前に料理してもらったりして結構休み独占してたけど、お前のプライベートのこと考える余裕がなかった。というか、考えたくなかったんだ」
「どういう意味?」
大和は私を正面向けて座らせると、じっとこちらを見て言った。