同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
「きちんと振ってあげなさいって紀子に言われたの。私を本当に大切に思ってくれているから、中途半端は課長のためにならないと思って。万が一、もう一度何かあって大和と別れたとしてもないかもしれないって言ってきた」
「……それは……なかなかすごいな。可哀想に、課長。っていうか、なんだよその例え。もう一度別れる?例えでも許せん!」
大和は私をベッドへ運んで行った。
「え、何なのよ?」
「よくもそんな例えが思いついたもんだ。許さないぞ、紗良。今日はお仕置きだ」
「あ、だめ」