同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
「何だそれ?」
「……内緒」
「なんだよ、変なモン入れてるんじゃないだろうな?」
「私にしか入れられないものだから、特別なの」
「なんだよ、それ?」
「ふふふ。大和への気持ちかな。付き合って今日で一ヶ月でしょ」
「……」
「どうしたの?」
いつもなら、どうしたんだよ、冗談言うなよってツッコミ入れるところなのに、私の顔をジッと見つめて動かない。
「食ったら、この間借りた映画見るか?」
「そうね、ワインでも飲みながら見ようか」