同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
 
 「これでもう、お前は本当に俺の恋人だ。これから覚悟しろよ。今までの分ツケも込みで支払ってもらうぞ」
 
 また、のしかかってくる。

 彼の好きにさせて今日は過ごそう。
 自分で決めたんだ。後悔はない。

 もし、これで彼の元を離れることになっても大丈夫という覚悟が出来る。
 異動もあるかもしれないし、担当を外れるかも知れない。
 
 本当はずっと彼の側にいたい。それば無理なのはわかっている。
 側にいられなくても、恋人として彼の心の中では一番でいたい。

 「紗良。愛してる」
 
 はじめて昨日言ってくれた言葉。

 「……あ、大和、もうダメっていったでしょ」
 
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