同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり

 おそらく、このメンツだと私が里崎さんのアシスタントになるほうがいいにきまってる。

 大和の取引先は元々よく知ってるからね。

 「華ちゃん、河田君のアシスタントどう?」
 
 「え?どういう意味ですか、吉崎先輩」

 「だから、そのままの意味。大和の後にくる里崎さんは私達より先輩だし、華ちゃんがやるのは大変かもしれない。気を遣うでしょ?年の近い河田君のアシスタントを華ちゃんに私が教えて、田村の取引先は元々私知ってるからそのまま里崎さんについてもいいよ?」
 
 嬉しそうにする、華ちゃん。河田君が華ちゃん好きなのも知ってるからね。華ちゃんもまんざらじゃないのも見てわかってる。
 
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