同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
プロポーズ
明日から引き継ぎの人が来るので忙しい大和が、今日は私の誕生日だからといって、皆を振り切り一緒に上がった。
なんか、異動が公になってから付き合っていたことを公言しだした。
白川華ちゃんはその時点で初めて私達が付き合っていたことを知ったようで、私の顔を見て、おびえた表情をしていた。
それ以降、河田君が彼女に声をかけることが多くなり、それから彼女も変わってきた。
アシスタントを譲るのがいいきっかけになるかもね。
「ねえ、いっしょに上がるとか恥ずかしすぎる」
大和を見ながら言う。
「……マーキングしとかねえとな。俺がいなくなっても、俺印をお前につけておくんだよ。お前に手を出せる奴はいなくなる」