Sunny Sunday
「お前、おれの時と反応違うくないか?」
ぶすっとして悠飛さんが何か文句言ってるけど、
俺には何のことだか。
「悠飛さんもこんばんは〜」
「ん。いらっしゃい。真白ちゃん、今日は何にする?」
「悠飛さん!悠飛さん!今日のお勧めちょーだい!!」
和樹よ。うちの店にそんな気の利いたものはないぞ……。
いい加減、適当に残り物出されてるって気付け。
「はいはい、お勧めね」
「あ、私はいつものでお願いします〜」
「ほい。りょーかい」
にっこりと微笑む悠飛さん。
そんな笑顔を見ながらぼそっと、
「俺もそんな笑顔向けられたことないけど?」
いや、まぁそんな対女用の笑顔で見られても嫌だけど。
「何か言ったか?」
ちらりと顔を見ると、目以外が満面の笑顔。
「いや、何でもないです……」
「うむ」
そこへ和樹が、
「そういや敬介さん!一人なんすね?めずらしー」
本日三度目のこの質問。
「失せろ。この酔っ払いが」
あ、悠飛さんが嬉しそうに和樹を見てる。
まぁ、その視線の先にいる和樹は泣き伏せってるわけだが。